春野菜でピクルスを作ろう

ご訪問ありがとうございます。
Atelier CoCo主宰
野菜ソムリエプロの
Tomoです。

先日のワークショップで作った
参加者皆様のピクルス!
それぞれの個性が出ていますね。

前回の野菜ソムリエって?に
続いて、私たち街中の野菜ソムリエが
学べる場所の一つに

「まちむら交流機構」
ワークショップがあります。

講師は私たち野菜ソムリエの
先生でもある中村敏樹先生。

お料理はお野菜の魔術師
料理研究家の牛原琴愛先生

お二人ともお茶目な
素晴らしい先生方です。

第6次産業

さて皆様は一日に野菜を350g
摂取していらっしゃいますか?

この350gというのは
21世紀における国民健康づくり運動で
目標数値として掲げられた
野菜摂取の目標値です。

意識して野菜を摂取するか
よほどの野菜好きでないと
この350gというのは
なかなか毎日摂ることは
難しいかと思われます。

そこで中村先生がいつも
お話になる

口のそばまで持っていくことを
意識して・・・

それこそ6次産業の真の目標だと
考えられます。

ちなみに6次産業とは農畜産物
水産物の生産だけでなく、食品加工(第二次産業)
流通販売(第三次産業)にも農業者が主体的かつ
総合的に関わることによって
加工賃や流通マージンなどの今まで
第二次・第三次産業の事業者が得ていた付加価値
農業者自身が得ることによって
農業を活性化させようというものです。
(Wikipediaより)

農家さん(第一次産業)が
ピクルスを作り(第二次産業)
流通、販売をして(第三次産業)
付加価値を得る。

もっと細かく言えば
規格外のサイズの野菜を
捨てることなく
この瓶にぽこっと入れれば
急に野菜は生き返るわけです。
そして百貨店で1瓶1,500円で
生活者さんに購入してもらい
買った人は蓋を開ける「だけ」
自動的に口に野菜が入っていくのです。

捨てられる予定の野菜が!!!

これが6次産業を発展させるべき
一番の醍醐味だと私は感じます。

さて今回のワークショップ
「春野菜でピクルスを作ろう」が
どれだけ重い意味を持っているかが
お分かりになって頂けたでしょうか?

ピクルス作り

実際にピクルスを作りましたが
この瓶詰めが結構難しい。

ホシザキさんのスチコンで消毒された瓶に

中村先生の畑のお野菜たちが可愛く型抜きされて

後ろのスチコンで後殺菌!
スチコン素晴らしすぎる!!!
一気に出来上がりです。

ピクルス活用法

ピクルスといえば
そのまま食べるくらいしか
考えつかないですよね。

ハンバーガーの横にあったり
カレーライスの横にあったり
つまりそのままの姿でポリっと。

今回のワークショップでは
なんと!ピクルスを作るだけでなく
そのピクルスを他の料理に
活用させていくという
野菜の魔術師・琴愛先生マジックが
炸裂しました♪

ロマネスコ・カラフルニンジン、カラーピーマン、
大葉、カーボロネロ、トレビーゾ。
カーボロネロの花は初めて見ました!
菜花を見て美味しいと言った時
水族館の魚を見て美味しそうと言った時の
ことを思い出してしまいました(T ^ T)
こちらを使って・・・

ピクルスおいなりさん❤
納得の美味しさ!

ピクルスショートパスタ
ファルファッレを使ったところが
蝶々みたいで春らしいですよね。

ソリャンカ(ロシア料理のピクルススープ)
さっぱりとして、でもコクもあり。
レモンと一緒に頂くとさらに違う酸味が
追加されかなり楽しいお味に。

ピクルスタルタルとピクルスフライ
皆様、いちど試してください。
かなりさっぱりとした
清々しい位の揚げ物です。

黄金柑の柑橘ケーキ
とてもしっとりしています。
これはピクルスではありません。
アーモンドプードルが効いていて
最後の締めには最適なデザートを
作ってくださった琴愛先生は
さすが野菜の魔術師だと感激しました。
琴愛先生、大好き❤

最後に

いかがでしたでしょうか?

ピクルス作りに至るまで
相当長く書きましたが

私たち野菜ソムリエが
学んでいることは
ただピクルス作ったよ!
ではなくて
どうしてピクルスなのか?を
伝えていくこと
なのかもしれないと
この文章を書きながら改めて
感じました。

私のピクルス瓶。
くまさん、桜…ラブリーすぎるw
カラフルだったけれど
紫大根のアントシアニンで
中途半端な紫色のような
オレンジのような色に。
商品にはならなくても
気持ちが詰まったピクルスです❤

 

 

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ABOUT US
tomomi
東京都新宿区生まれ。私立女子中入学後、叔母の闘病サポートの為、従姉妹家族と一つ屋根の下で9人家族で生活する。青春ど真ん中にも関わらず「生きる」ことの難しさを身を持って感じる。学習院女子短期大学にて国文学を専攻。茶道の奥深さに嵌る。華道、着付と和の伝統文化を学びながら楽し過ぎる学生生活を過ごし、損害保険会社に就職。海上保険部で輸出入担当として英語漬けの毎日を送る。25歳で結婚退社。夫の会社をサポートの傍、育児に日々クタクタになりながらも、お稽古を続け、60歳までの最高位・助教授の資格を頂く。小学校や幼稚園、また区の講座などで教鞭をとる。娘の中学入学を期に長年の夢であったカフェオープンに向けて調理専門学校のカフェオーナークラス・フードコーディネータークラスで学ぶ。野菜ソムリエプロ・和ハーブアドバイザー・冷凍生活アドバイザー・そしてバリスタとして、多くの飲食店、企業様にレシピなどをご提案中。 ****************** ただいまアトリエでは日本サンドイッチ協会公認インストラクターのケーキイッチ そして裏千家茶道講師としてテーブル茶道にて盆略点前をお伝えしております。 またリクエストレッスンでは皆様のご希望に沿ったお料理をお教え致します。 会社経営側としての知識と経験を生かし、他の分野でも皆様のご要望に沿った内容をお伝えしております。 曲がったことは大嫌い、不器用でもまっすぐに進みたい。 心から素直になれる時間を、皆様とご一緒に共有出来ることを大事にしております。 ご興味のある方はメッセージにてご連絡頂ければ幸いです。